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狂歌百人一首狂歌百人一首 大田南畝 小倉百人一首の全首につき替歌(パロディ)を創作した狂歌集です。天保十四年(1843)、蘆間蟹彦の編輯により『蜀山先生 狂歌百人一首』として大阪で出版されました。蜀山先生とは大田南畝(1749-1823)。それ以前にも狂歌師による同種の試みは幽双庵『犬百人一首』をはじめ幾つもありましたが、江戸狂歌の大家の名で出版された本書は最も著名な「もじり百人一首」として今日まで享受されて来ました。 但し収められた百首すべてを蜀山人の自作とするのは疑わしいと見られ、例えば『大田南畝全集』第一巻解説(濱田義一...

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狂歌百人一首 大田南畝 小倉百人一首の全首につき替歌(パロディ)を創作した狂歌集です。天保十四年(1843)、蘆間蟹彦の編輯により『蜀山先生 狂歌百人一首』として大阪で出版されました。蜀山先生とは大田南畝(1749-1823)。それ以前にも狂歌師による同種の試みは幽双庵『犬百人一首』をはじめ幾つもありましたが、江戸狂歌の大家の名で出版された本書は最も著名な「もじり百人一首」として今日まで享受されて来ました。 但し収められた百首すべてを蜀山人の自作とするのは疑わしいと見られ、例えば『大田南畝全集』第一巻解説(濱田義一郎氏)は、「蜀山人の作に近いのは、喜撰法師・春道列樹・後徳大寺の三首、似ているのが安倍仲麿・僧正遍昭の二首」に過ぎないとしています。蜀山人らしからぬ素人臭い作が幾つも存在するのは明らかですが、飄逸な秀詠・佳詠も少なくなく、天明狂歌の頓知横溢の才を十分に発揮した集となっており、蜀山先生を草葉の陰で嘆かせることはなかったと信じます。 天智天皇 秋の田のかりほの庵の歌がるたとりそこなつて雪はふり(*抛り)つつ [001] 持統天皇 いかほどの洗濯なればかぐ山で衣ほすてふ持統天皇 [002] 柿本人丸 あし引の山鳥のをのしだりがほ〔したり顔〕人丸ばかり歌よみでなし [003] 山邊赤人 白妙のふじので赤ひとの鼻の高ねに雪はふりつつ [004] 猿丸大夫 鳴く鹿の聲聞くたびに涙ぐみ猿丸大夫いかい(*えらい)愁たん [005] 中納言家持 その儘に置くしもの句をかり橋の白きをみれば夜ぞ更にける [006] 安部(*ママ) 仲麿 仲麿はいかいはぶし(*歯節、歯)の達者もの三笠の山にいでし月かも〔哉、噛まん〕  [007] 喜撰法師 わが菴はみやこの辰巳午ひつじ申酉戌亥子丑寅う治 [008] 小野小町 衣通の歌の流義におのづからうつりにけりな女どし(*女同士)故 [009] 蝉丸 の緒(*琵琶)のことをばいはずせみ丸のお歌の中にもの字四ところ [010] 參議篁 こゝまでは漕出けれどことづてをたのみたい海士の釣舟 [011] 僧正遍昭 吹きとぢよ少女の姿とはまだ未練なるむねさだ〔胸、宗貞、宗貞は遍昭の俗名〕のぬし [012] 陽成院 みなの川みなうそばかりいふ中に戀ぞ積りて淵はげうさん [013] 河原左大臣 陸奧のしのぶもぢ\/わが事をわれならなくになどと紛らす [014] 光孝天皇 光孝(*孝行を掛ける。)と何かいふらん君がため若菜を摘むは忠義  [015] 中納言行平 行平は狐のまねをしられけりまつとし聞けば今歸りこん [016] 在原業平朝臣 千早振神代も聞かぬ御趣向をよくよみえたり在五中將 [017] 藤原敏行朝臣 とし行といふはもつとも住の江の岸による波顔による波 [018] 伊勢 難波がたみじかき蘆を伊勢ならばたゞ濱荻と詠みそうなもの〔難波の蘆は伊勢の濱荻〕  [019] 元良親王 詫ぬれば鯉のかはりによき鮒のみを造りても飮まんとぞ思ふ [020] 素性法師 今來んといひし計りに出でこぬは素性法師の弟子か師匠か [021] 文屋康秀 喰ふからに汗のお袖の萎るればむべ豆粥をあつしといふらん [022] 大江千里 月みれば千々に芋こそ喰たけれ我身一人のすきにはあらねど [023] 菅家 このたびはぬさも取敢ず手向山まだその上にさい錢もなし [024] 三條右大臣 三條の右大臣なら前に居る河原の左大臣はなじみか [025] 貞信公 小倉山みねのもみぢ葉心あらば貞信公に御返歌をせん [026] 中納言兼輔 泉河いづ(*ママ)みきとてかかね輔がとなりの娘戀しかるらん [027] 源宗于朝臣 山里は冬ぞさびしさまさりけるやはり市中がにぎやかでよい [028] 凡河内躬恒 心あてに吸はばや吸はん初しものまどはせる鹽だしの汁 [029] 壬生忠峯 在明のつれなくみえしわかれより曉ばかりおこるしやくかな [030] 坂上是則 是則がまだめのさめぬ朝ぼけに在明の月とみたるしら雪 [031] 春道列樹 質藏にかけし赤地のむしぼしはながれもあへぬ紅葉なりけり [032] 紀友則 ひさかたの光のどけき春の日に紀の友則がひるね一時 [033] 藤原興風 誰をかもにして高砂の尉と姥とのなかよかるらん [034] 紀貫之 人はいざどこともしらず貫之がつら\/\/とよみしは [035] 清原深養父 夏の夜は宵ながらよくればげに鱶やぶ(*野夫か。)と名をやいふらん [036] 文屋朝康 かぜの吹く秋の野のみか瀧壺もつらぬきとめぬ玉ぞちりける [037] 右近 忘らるゝ身をば思はず誓ひてし人のいのちの世話ばかりする [038] 參議等 はよこにこけしに豆腐汁あまりてなどか酒のこひしき [039] 平兼盛 留むれどよそににけりはうちに居るかと人の問ふ迄 [040] 壬生忠見 召せといふわか菜の聲は立にけり人知れずして春になりしか [041] 清原元輔 清はらの元輔といふにてお歌は末の松山といふ [042] 中納言敦忠 またしてもじゝとばゝとのくりごとに昔は物を思はざりけり [043] 中納言朝忠 すく人の絶えてしなくば皮をもみをもかぶらざらまし [044] 謙徳公 初松魚くふべき客は不參にてみのいたづらになりぬべきかな [045] 曾禰好忠 由良のとを渡る舟人菓子をたべお茶のかはりに鹽水を飮む [046] 惠慶法師 八重むぐら茂れる宿のさびしさに惠慶法師のあくび百遍 [047] 源重之 花見んともちしさゝえ〔竹筒、酒器〕をぶちおとし碎けてものを思ふ頃かな [048] 大中臣能宣朝臣 御かき守衞士のこく屁によし宣が(*原文「か」)鼻かゝへつゝ物をこそ思へ [049] 藤原義孝 めいていにすゝる味よくて長くもがなと思ひけるかな [050] 藤原實方 かくとだにえやは伊吹のさし艾なくば灸治はほくち(*火口。火打ち石の火花を移し取るもの。)なるらん [051] 藤原道信 明けぬればくるゝものとはの道信どのも朝ね四つ時 [052] 右大將道綱朝臣(*ママ)(*道綱母) ひ潰れ獨ぬるよの明くる間はばかに久しきものとかはしる [053] 儀同三司母 よみ歌のうへならばこそいふだあろ今日を限りの命なれとは [054] 大納言公任 瀧の音は絶えて久しくなりぬるといふはいかなるのとし [055] 和泉式部 あらざらんのためのくりごとに今一度の逢ふこともがな [056] 紫式部 名ばかりは五十四帖にあらはせる雲がくれにし夜半の月かな 〔源氏物語に雲隱の卷あり。名のみにて文なし。〕  [057] 大貳三位 有あひの棚のをば呑むときはゆでさや豆をさかなとぞする [058] 赤染衞門 赤染がいねぶりをしておつむりもかたぶく迄の月をみしかな [059] 小式部内侍 大江山いく野のみちのとほければ酒呑童子のいびききこえず [060] 伊勢大輔 いにしへのならのみやこの八重櫻さくら\/と謠はれにけり [061] 清少納言 夜を籠て鳥のまねしてまづよしにせい少納言よく知つてゐる [062] 左京大夫道雅 今はたゞ思ひ絶えなんとばかりを人傳ならでどうぞいひたい [063] 權中納言定頼 朝ぼらけ宇治の川邊に定頼がめをこすりつゝ瀬々のあじろ木 [064] 相模 うらみ侘びほさぬ袖だにあるものを此四五日は雨の日ぐらし [065] 前大僧正行尊 眼と口と耳と眉毛のなかりせばはなよりほかに知る人もなし [066] 周防内侍 春の夜の聲ばかりなる轉寢にねちがひしたるくびぞいたけれ [067] 三條院 友もなく酒をもなしに眺めなばいやになるべき夜半の月かな [068] 能因法師 嵐吹く三室の山のもみぢ葉はたつた今のまにちり失せにけり [069] 良暹法師 淋しさに宿を立出でながめたり煙草呑んだり茶をせんじたり [070] 大納言經信 夕されば門田のいなばおとづれて權兵衞内なら一合やらうか [071] 祐子内親王家紀伊 赤飯をいざやくばらん鳥のふんかなしや袖のゆれもこそすれ [072] 前中納言匡房 高砂の尾の上の櫻咲きにけりこゝからなりとみつゝ飮まばや [073] 源俊頼朝臣 とし頼はさむさも強し山おろしはげしかれとは祈らぬものを [074] 藤原基經(*ママ)(*基俊) ふるをとりしばかりを命にてあはれ今年のあきなひもなし [075] 法性寺入道前關白太政大臣 法性寺入道さきの關白を半分ほどでおきつしら波 [076] 崇徳院 燒つぎにやりなばよしや此徳利われても末にあわんとぞ思ふ [077] 源兼昌 淡路島かよふ千鳥の鳴く聲にまた寢酒のむ須磨の關もり [078] 左京大夫顯輔 顯輔がうつゝぬかして雲まよりもれいづる月の影にむく [079] 待賢門院堀河 二宵にすはんと思ふ地玉子のみだれてけさはものをこそ思へ [080] 後徳大寺左大臣 郭公なきつるかたにあきれたる後徳大寺がありあけのかほ [081] 道因法師 思ひ侘び偖も命はあるものをうきにたへぬはなんだべらぼう [082] 皇太后宮大夫俊成 鞠の皮筆毛の用にとりつくし山の奧にも鹿ぞなく〔鳴く、無く〕なる [083] 藤原清輔 あと戻りする世の中もあれかしなうしとみしよぞ今は戀しき [084] 俊惠法師 夜もすがら物思ふ頃は明やらであらふものなら世界くらやみ [085] 西行法師 何ゆゑか西行ほどのが月の影にてしほ\/となく [086] 寂蓮法師 むらさめの道のわるさの下駄のはにはらたちのぼる秋の夕暮 [087] 皇嘉門院別當 なには江の蘆のかりねの一夜たび皇嘉門院辨當御持參 [088] 式子内親王 玉の緒よ絶えなば絶えねなどといひ今といつたら先お斷り [089] 殷富門院大輔 あとさきの紀伊も讚岐も袖濡れて殷富門院矢張同斷 [090] 御京極攝政前太政大臣 きり\〃/すなくや霜夜のさむしろに後京極殿寢たり起きたり [091] 二條院讚岐 わが袖は鹽みづふきし沖の石の人こそ知らねかはくまもなし [092] 鎌倉右大臣 波かぜの常にかはれば渚こぐあまの小舟の船人かなしも [093] 參議雅經 衣うつ音にびつくり目をさましところで一首つづる雅經 [094] 前大僧正慈圓 この廣い浮世の民をおほふとはいかい大きなすみぞめの袖 [095] 入道前太政大臣 花さそふあらしの庭の雪ならでふりゆくものは牛のきんたま [096] 權中納言定家 どのさても氣ながくこぬ人と知りてまつほの浦のゆふ暮 [097] 正三位家隆 風そよぐならの小川の夕ぐれに薄著をしたるくつしやみ [098] 後鳥羽院 後鳥羽どのことばつづきの面白く世を思ふゆゑに物思ふ身は [099] 順徳院 の御歌のとんとおしまひにもゝしきやとは妙に出あつた [100]
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分类:工学
上传时间:2011-01-25
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