世界第一初恋1第7集剧本

な　なんか これって　まるでストーカーみたいな それでも　好きで 少しでも嵯峨先輩のことが知りたくて こんなことで距離が縮まったなんて思ってはいないけど たまらなく ただ　ただ　嵯峨先輩が好きで 今さら高校のときの夢を見るなんて 悪夢だ 却下 あの　渡して十秒しか経っていませんが　ちゃんと読んでください 読んだ なんだ　この新刊企画書は お前　やる気ねーだろ ないわけないです 俺にとって初めてのコミックス企画ですし それに　武藤先生のこの作品すごく評判よくて 評判にいいのにアンケート結果の記載もない 販売促進の展開案もない 何がこの本の売り所なのかまったくわからん 小野寺　編集は原稿だけ回収してればいいとでも思ってんのか そ　そんなこと 前の会社で大物作家ばっか担当してたから 適当に出せば売れるって思ってんだろ 思ってません こんなの本会議に出せるか やり直せ そ　それなら　最初からきちんと教えてくれれば　こっちだって はあ　何で聞かれてもいねーことを　ただで教えねーといけねーんだよ へ　編集長なら　部下の教育くらい わかんねーなら　てめーから聞け 俺はお前の『ママ』じゃねー なあ　お前ら　もう少し友好を深め合ったほうが なんで　ほのぼのしてるじゃん 困った　どうやって直そう 漫画の販売促進って　何すればいいんだ フェアとか 仕方ない　高野さんに いやいやいや　誰があんなやつに助けてもらうか 自力で何とかする なんだ　まだいたのか た　高野さんこそ 俺は原稿の受け取りだよ まだ企画書書いてんのかよ どうぞ　お気になさらず　帰ってください 見せてみろ 大丈夫です　一人でできますから いいから 大丈夫でっ 危ねーな 俺のことはもういいですから　帰ってください 終電がもうすぐですよ な　何ですか だから　一人でやりますって 嘘付け　何もできてねーじゃねーか いいですって いいから だから　近づくなって 武藤さんのアンケート結果　持ってるのか あ　はい 連載始めてから　常に三位以内に入ってるだろ あ　はい アンケートの前後にいる作家のコミックスの部数は それと比較した場合　どれくらい売れそうだ 客層は　今まで出たコミックスとはどう違う 販売展開はどうする　散らしは　ポップは ちょ　ちょっと待ってください　メモします ほかにもあるだろう　帯で何をあおるとか　それから できそうか あ　はい　もう一度資料を集め直して　それを纏めれば いてー な　何するんですか 何って お前　必死すぎて笑えたから はあ　ふざけないでください こっちは真剣に仕事してんのに 横沢　さん 政宗　吉川千春のドラマの件で営業部長が話聞きたがっている ちょっと　顔出してくれ 俺　トイレ行ってきます 担当の羽鳥はもう帰ってるぞ かまわん 面倒くせーな 何してんだ　お前 どこに行けばいい ラウンジ わかった おい お　お疲れ様です どうしたんですか　高野さんと一緒に行ったんじゃ お前を待っていた 一応言っておく はい 政宗は俺のもんだから はい あの この間から何か勘違いされているようなんですが 俺と高野さんは別に何も 見え透いた嘘ついてんじゃねーよ 嘘じゃありません　俺は はい ああ　そうだ わかった　今行く あの　俺は本当に　何の関係も だったら　余計なことすんじゃねー ちょ　ちょっと待ってください　横沢さん な　なんだよ 俺は本当に高野さんとは何の関係もないし 大体高野さんは 横沢さんと付き合っている　のか べ　別に　高野さんが誰と付き合おうか　俺には関係ないし そうだよ　それが男だろうが女だろうが　どうでもいいことで 横沢さんにはきちんと言っておかないと 変に誤解されたままじゃ　俺が迷惑だ 十年も前にほんの少しだけ好きだっただけじゃないか 横沢さんがもしもそのことを知っていたとしても 今はもう関係ない 終電 最悪 高野さんだって 俺にちょっかい出してくるのは からかって楽しんでるだけだろうし 俺にとっては迷惑以外の何でもなくて なのに　すごく　イライラしてる 高野さんと横沢さんの関係 あ　いえ　前日二人で話してるのを見かけて なんだか　仲良さそうに見えたんで まあ　どうでもいいことですが あの二人　確か大学の同級生だったはず 同級生ですか 出版業界に誘ったのが横沢さんで 高野さんに丸川に転職する決心をさせたのも横沢さんだったとかなんとか まあ　確かになんだかんだ言って　仲いいよな 多分相性自体がいいんだろ トリ おはようございます おっす おはようございます 昨日　吉川先生の件メールしたけど　見たか はい　これから営業部に行ってきます じゃ　また後で あ　あの　羽鳥さん 朝の挨拶もできんのか　お前は はあ　ちゃんとしましたよ 聞こえねー 言いました 俺が聞こえてねーなら　意味ねーだろ おはようございます おはよう ああ　もう頼むから　早く着いてくれ 二人っきりになるのは避けたいんだ 小野寺 ごみ これ以上　高野さんとは仕事以外で関わりたくない おい いやなんだ いつの間にか　どうでもいいことでイライラしたりして これ以上関わったら あの人を意識してることを自覚してしまう もうこうなったら　徹底的に仕事にだけのめり込んでやる まずは漫画大量に読んで　市場調査からだ 小野寺君 あ　佐伯さん 久しぶり 小野寺君って　前は漫画読まない人だったじゃない だから　あそこで見かけたときは人違いじゃないかって思ったんだけど いまだに自分でも信じられないんだけどね でも　小野寺出版の同期入社組としては　うれしいな 漫画編集が増えたのもうれしいし 変わってないな 七光りだのコネ入社だのと　陰口たたかれてきたけど あ　うまー 佐伯さんだけはいつも裏 表 关于同志近三年现实表现材料材料类招标技术评分表图表与交易pdf视力表打印pdf用图表说话 pdf なく接してくれたんだよな でさ　漫画家って締め切り守るがDNAが欠如してると思わない 佐伯さん　もうその辺にしといたほうが 催促したら　「一生懸命やってるのに」って逆切れされてさ 一生懸命やってんなら　締め切り守れよ でも　この仕事が好きだから　辞められなくて なんだか悪い男に引っかかったヒモ女みたい そろそろ出ようか うっせー　小野寺 何だお前　男のくせに　髪サラサラでさ はいはい トイレ行ってくる ああ　危ない らいじょーぶらって 家まで送るから帰ろう 小野寺？ 高野さん 何でこんな所に 高野さーん こっち　席空いてる え　女の人 いや　べ　別に高野さんが誰といようが　俺には たかの… 高野って『月刊?エメラルド』の編集長の高野？ おお わー　しまった　名刺渡しとけばよかった くそっ　有名編集長と近づきになれたのに 有名？高野さんが 知らないの ヘボ雑誌だったエメラルドを一年でトップに伸し上げた男だって あ　それは聞いたことあるけど とにかく　仕事にしろ私生活にしろ やる事成す事半端じゃないって噂だよ 私生活って 相当遊んでるらしいじゃん まあ　あのルックスなら納得 噂でしかないけどね いらいら 悶々 だから俺は自覚したくないんだって 女の人連れてた 相当遊んでるらしいじゃん 仕事だよ　きっと　たぶん でも　火のないところに煙は立たないっていうし 噂になってるってことは実際そうなのかも ということはやっばり 俺のこともからかってるだけなんだって でも　高野さんてそんな人だったっけ 俺の記憶じゃ あまり人と群れようとしない寡黙な人で 放課後は図書室の決まった席でいつも本を読んでいた お前のせいで政宗がおかしくなったことは知ってんのか おかしくなったのはこっちのほうだ 本気で好きになって　一瞬で玉砕して ショックで学校行けなくなって 挙句の果てにそのまま留学してしまった おかげで見事に性格は捻じ曲がったし それ以来本気で人を好きになれなくなった 好きになれない…じゃなくて 好きになろうとしない…かな 人を好きになるということは 自分の全てをその人に曝け出さなくてはいけない 今の俺にとってそれは 途轍もなく 怖い こ　こんばんは いきなり雨降ってびっくりですね 企画書の修正もまだなくせに悠長なご身分だな 女といちゃいちゃしてる暇があったら さっさと仕事しろ はっ　やる事はきちんとやってます 高野さんに個人的なことで口出しされたくありません な　ちょっ　なに 何するんですか やる事やってねーから言ってんだろ やってますから心配しないでください 退いてください 進んでんなら見せてみろよ ていうか高野さんだって人のことを言えないでしょう はあ 自分だって女の人と あれは作家だ えっ 打ち合わせだよ 一之瀬絵梨佳　ウチで描いてるだろ 馬鹿かお前は 何勝手に妄想してんだよ 最悪だ 退いてください 仕事持って帰ってるんですから ここでやれよ 自分のことは自分でやるから構わないでください おい 高野さんは横沢さんとでも遊んでればいいでしょう はあ　何でそこに横沢が出てくんだ こっちだって色々変な誤解されて迷惑してるんです 退いてください 横沢はただの友達だ 邪魔です　退いてください 小野寺 お前　俺のこと好きなんだろ はあ　何言ってるんですか だから訳分かんねー勘違いばっかりするんだろ 自惚れるのもいい加減にしてください どうなんだよ その通りなのか違うのか 退いてください 答えろ うるさい 俺はお前が好きだ 馬鹿じゃないのか 俺が十年も前に好きだった人をもう一度好きになるなんて そんな事ありえないし 俺はそんな事しない やめてください そういう風にからかわないでください 何するんですか やめて… 俺にも触れよ や　やめ　高野さん 高野さんが熱くて　熱すぎて ダメだ　これ以上は さっきの質問 まだ答えてねーぞ お前はどっちなんだよ 俺は… 好きになんかならない おい　小野寺 お前の用件の前に聞いておきたい事がある お前　小野寺に何か変な事言ったんじゃねーだろーな 横沢 お前の回りをうろつくなとは言ったが は？俺の部下だぞ 何考えてんだ 仕事とプライベート切り離すのがお前のポリシーだろ 切り離してるだろ 離してねーだろ 政宗　いい加減にしろよ 何がだよ いつだってお前は昔の恋愛に流される それでひどい目みたの忘れたんじゃねーだろな もうあんなボロボロな生活したくなかったら 少しは反省しろ おい　政宗 もう眠いから切るわ 何だよ 何でドキドキしたままなんだよ 馬鹿じゃないのか 俺はからかわれてるだけだって 初めての企画会議 前の会社でも経験してるとはいえ さすがに緊張するかも 小野寺 お前　企画書忘れてね あ　す　すみません 馬鹿か 一番必要なもの忘れてどうする す　すみませんね ビクビクしてんじゃねーよ 俺のOK出した企画書が通らねーわけねーだろ な　何だコイツ 励ましてんのか馬鹿にしてんのか あ　お早うございます お早うございます お早う 早朝会議ってだるいよな 小野寺 こちら専務取締役の井坂さん あっ　初めまして　小野寺と言います 取締役 井坂さん コイツ初めての発表なんで お手柔らかにお願いします ああ　企画書見たわ 初めてのわりにはよくできてるじゃねーの あの漫画面白いし ちゃんとアピールしてやんな お早うございます お早う 気合い入れてやれよ え あの人　めったに面白いとか言わない人だから 注目されてるって事だよ どうしよう 本格的に緊張してきた 大丈夫 ヘマしそうになったら 俺がフォローしてやるから がんばれよ あーっ　そっか お前　小野寺出版の一人息子か あ　はい そっかそっか 俺もここの社長の息子なんだわ お互い七光りで大変だよな 七光り同士がんばろーぜ ちょっと高野さん こんな時こそフォローしたらどうなんですか 何で俺が 編集長だからだろが いつか必ずその座から引きずり降ろしてやる これはやっぱり恋じゃない 恋じゃない 恋であってたまるか 丸川書店用語集 第七回は重版 重版とは出版した本を 初版からさらに追加して印刷し刊行すること 増刷?再版とも言う 重版が刷り上って出版されることを重版出来ということもある また重版がかかると　本の奥付にある初版の記載が再版…