日剧【偷偷爱着你】剧本第8集 日文版
『バレた;』
「イケてるメンズが揃いに揃った
魅惑の全寮制男子校、桜咲学園。
そこに、アメリカから転校生がやってきた。
名前は、芦屋瑞稀。性別は、女。」
芦屋瑞稀,堀北真希,らの2年C組に、臨時教員の北浜昇,稲垣吾郎,が やってくる。
「イケメンじゃね,;,」
「っていうか、なんで、男のヨシオカが、産休なんですか;,」 「育児休暇といいますか。うちは自由な校風ですので。」と 猿渡教頭,宇梶剛士,。
「と、校長先生がおっしゃっていました;;」と生徒たち。 「That's right!!」
盛り上がる生徒たち。
ところが、北浜は、生徒の一人が広げていた雑誌を教卓に 叩きつける。
「私は、こういった茶番を認めるほど寛大じゃない。
今後このようなことがあったら、停学処分を下す。」と言い放つ。 サッカーボールを蹴る中津。
軽く交わす北浜。
サッカーボール?バスケットボール?テニスボール。 生贄になったのは、猿渡。そんな猿渡の頭上からたらいが落ちる。 大喜びの生徒たち。
「誰だ。こんな低レベルのいたずらを企んだヤツは。」と北浜。 「はーーーっ。洒落が通じないお方ですなー。」と中津秀一,生田斗真,。 「君、名前は,」
「燃える若獅子の異名をとる、サッカー小僧、中津秀一、ディ;
夢はもちろん、日本代
表
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ワールドカップ出場;」
「??よく覚えておこう。」
北浜が教室を出ていく。
「波乱の幕開けって感じだね。」萱島大樹,山本裕典,が呟く。
学園は定期テスト期間に入るが、生徒たちは勉強するどころか、 テストの後に行われる『桜咲学園定期テスト打ち上げライブ』の ことで頭がいっぱい。出し物の練習に余念がない。
猿渡教頭はそんな生徒たちに、
「一番盛り上がった寮には、食券を一年分プレゼントします;」と つげ、生徒たちはますます盛り上がる。
「みんな??勉強しようよ。」不安そうな瑞稀。
瑞稀が中津と部屋で勉強していると、佐野泉,小栗旬,が帰ってくる。
勉強はスキンシップ;と言い、瑞稀に接近する中津に、 なぜかムっとしてしまう佐野。
「部活やるのは嬉しいけどさ、勉強は大丈夫なのか,」瑞稀が聞く。
「だよなー。世の中、バランスが大切なんだぞ;
このハイジャンバカ。」と中津。
佐野、二人がやっていたプリントを手に取り、 「こことここ、間違ってるぞ。」と一言。
実は佐野は成績優秀。
逆に、瑞稀と中津が勉強を教えてもらう羽目になる。 居眠りする中津を見つめながら、瑞稀が好きだと言った彼の言葉を 思い浮かべる佐野。
中津の眠った顔に微笑むと、デコピン;
「寝てねーよ;めちゃめちゃ元気だっつんだよ;」 ???と言いながら、すぐに居眠りを始める中津。 楽しそうに笑う瑞稀と佐野。
「こいつ早く帰んねーかなー。」佐野が呟く。
この一言;
佐野は中津を邪魔者扱いしています;
そして、翌日。定期テスト、一日目。
テスト用紙が配られる。
「ヤベ;俺満点取っちゃうかも;」と中津。 「ほとんど寝てただろ。」と佐野。
そんな会話を交わしているとき、飛んできた紙が中津のテスト用紙の
下に紛れる。
誰も、そのことに気付かないまま、テスト開始。 必死に解答用紙に向かう生徒たちの間を、見回り歩く北浜。 すると、中津の机で何かを見つける。
解答用紙の下にもう一枚、紙があったのだ。 「何だこれは。
???カンニングだな;;」と北浜。
「??いや??知らねーよ、こんなの;」
「訳はあとで聞こう。
テストが終わったら生徒指導室に来るように。」
テスト終了後。
いくら説明しても、信じようとしない北浜に困惑した教頭の猿渡が、
テスト期間を理由に真偽の保留を提案。
それを受け入れた北浜だが、
「これで済むと思うなよ。」と中津に言い放つ。
教室に戻った中津に、瑞稀らクラスメイトたちが心配して声をかける。
「ほらよ。劣等性。」
佐野がノートで中津の頭をポンと叩き、それを渡す。 「佐野が、中津の為に、明日の物理、まとめてくれたんだ;」と瑞稀。
「佐野???」
「今日のことは気にすんな。」
「??泣いてもいいですか,」
「嫌だ。」
「もう遅い;」
佐野に抱きつき泣く中津。
中津を抱きしめ、持ち上げる佐野。
「遅いなー。」
校門で、中央千里,木村了,が大声で呟く。 「もしかして、中央も中津のことを,」と瑞稀。 「違うよ。ただ、その??
打ち上げの、出し物、決めていないから。」 「ありがとな;」
楽しそうに歩いていく一同。
瑞稀が振り返ると、生徒指導室の窓から北浜がみんなを見つめていた。
生徒指導室のソファーに腰掛ける北浜。 ある日の出来事を思い起こす。
ギターを持つ生徒の腹に突き刺さるナイフ???。 そこへ、梅田北斗,上川隆也,がやって来た。 「失礼します。
あー、北浜先生。
初めまして。校医の梅田です。
噂どおりカッコイイ;
惚れてしまいそうだ;」
北浜と握手をし、じーっと見つめる梅田、 北浜の尻を掴む;
慌てて飛びのく北浜。
「私は、そっちの趣味はないんで。」 「それは残念;
??ちょっと失礼。
あ、やっぱり、曇ってる;」
北浜のメガネを外し、磨き始める梅田。 「先生、こんなメガネかけてたんじゃ、
ヤツラの本当の姿は、見られませんよ。
失礼。」
梅田はメガネを返すと、部屋を出ていく。
梅田は、北浜の心の目が曇っている、と言いたかったんでしょうね。
その夜。
第一寮の会議室を覗き込む難波单,水嶋ヒロ,と中央。 部屋では、天王寺恵,石垣佑磨,が北島三郎の『まつり』を熱唱中。 「ジャイアンのリサイタルより酷いな??」
「松井の、まねだね。」
「もしかして、祭りと松井;,」
第三寮会議室を覗き込む難波と中央。
オスカー,姜 暢雄,ら寮生たちは、『森のくまさん』を歌いながら 踊っている。
「オペラって??輪唱じゃねーかよ。」
「輪唱が、合唱になっちゃったね。」
第二寮に戻った二人は、寮生たちに、
「俺たちは自分のやりたい事をやれば勝てる;」と報告。 「じゃあ、何やるんですか,」と関目京悟,岡田将生,。 そんな中、中津を心配そうに見つめる瑞稀。
「アイドルメドレー;」
『パラダイス銀河』,88,,光ゲンジ,をローラースケートを履いて 食堂を駆け抜ける第二寮生。
「欧米か;」漫才を披露する第二寮生。
「どれもぱっとしねーな;」
難波の言葉に、瑞稀は不安そうな中津の手を取り???
「ロッケンロール;よろしく;」
白いスーツに赤いタオル。
「いいじゃ,バンド;もてそうだしよ;」と難波も乗り気。 第二寮の出し物は、バンドに決まった。
まだ元気のない中津に、
「中津も一緒じゃなきゃ、俺も楽しくないぜ。」瑞稀が言うと、 中津はにっこり笑い、「おーっ;」と元気に叫ぶと、 瑞稀と一緒に『泊まらないHA,HA』,86,,矢沢永吉,を熱唱;
部屋で勉強する瑞稀と中津。
ヘッドホンをつけて目を閉じた瑞稀を見つめる中津。 「中津も一緒じゃなきゃ、俺、楽しくないぜ;
間違いねー。
瑞稀の心は確実に俺へと動いている;
カミングアウトしてはや、数週間。
今や俺は、ホモセクシャルという言葉に対し、
何の抵抗も持たなくなっている;
いや、むしろ性別を超越した恋愛の形に、
ある種の誇りさえ抱き始めている。
瑞稀もあと一押しすれば、禁断の恋に目覚めてくれるはず;
イケイケ;ゴーゴー;俺、ゴーゴー;;」
陸上の練習から戻ってきた佐野、中津の一人ジェスチャーに唖然。
中津が瑞樹の唇に向かっていく。
キス;,
というところで、佐野がカラテチョップ。 急いで中津を床に寝かせる佐野。
「中津;,」瑞稀が目を開ける。
「佐野、中津??」
「寝たんだろ。」
「え??全然眠そうじゃなかったけど?? 中津、気を失ったまま痙攣を起こす;
「定期テスト、最終日;」
テスト終了のチャイムが鳴る。
「さあ、取調べの続きをやろうか。尐年A君。」 北浜が中津に言う。
「だから俺やってねーって言ってんだろ;」 「生徒指導室で話を聞こう。」
中津を心配そうに見つめる佐野、クラスメート。 「中津;」瑞稀が声をかける。
「おぅ;心配すんな。」
中津は笑顔で答え、教室を出ていく。
その夜、瑞稀は、食堂に全寮の生徒たちを集める。 野江がR2D2のようなロボットを持ってやってきた。 「これからみんなには、試験当日の心理状態を把握する為に
専門のアンケートを答えてもらう。
そしてそのアンケートをこのロボットに食べさせると??」 「ハンニンハ、オマエだ;」
「そんなめんどくさいことするより、一人一人嘘発見器にかけた
方が早くない;,」
「アンケートもでたらめに書く人もいるだろうし。」 「金をかけた、失敗作;」
「ハンニンハ、ナカオダ;」
「僕;,じゃない;;」
「とにかく、みんな協力してくれ。」と瑞稀。 「出来るかよ。要するに俺たちを疑ってるわけだろ,」 「だって中津は無実なんだぞ;」
「そんなのわかんねーだろってんだよ。
ほんとにあいつがやったのかもしれない。」 「だから、それを確かめる為に、」
そこへ、天王寺、難波、オスカーがやって来た。 何があったかと聞く寮長たちに、生徒たちが説明する。 「テストでカンニングがあったんです。
それで、中津が、犯人扱いされて。」 「だからやってねーってなんでわかるんだよ;,」 「ハンニンハ、オマエダ;」
「オマエがやったんじゃね,,」
逆に犯人が誰なのかという議論が勃発。 寮ごとに一触即発の雰囲気になってしまう。 「やめろ;;
犯人探しなんて意味ねーだろ;」と難波。 「いや、でも;」と瑞稀。
「我が第一寮を疑うとは、黙っておれんなー。」と天王寺。
「寮長;;」
そこへ、中津が戻ってきた。
「あれ,どうしたの,」
「なんでもないんだ。」と瑞稀。
「お前のせいで俺らが疑われてんだよ。」 「え??
みんな???悪い。
そんな??たいしたことじゃないから。
悪い。」
中津は笑顔でそう言うと、食堂を出ていく。 その後を追う瑞稀。
「出番ハ、オワリダ。」
「中津;ごめん。」
「何謝ってんだ。気にすんなって。
こんなのな、名探偵中津君が一発で解決だ;」 「でも、」
「大丈夫大丈夫。
そんなことよりお前は、赤点の心配でもしてなさーい。
じゃあな。」
瑞稀の頭にポンと手を乗せ、中津が去っていく。
定期テストの追試決定者が発表される。
その中に、中津の名前もあった。
カンニングの犯人探しのせいで、寮生たちの雰囲気も悪くなって しまう。
「中津、お前何点だった,」からかうように別の寮生が聞くと、
なんと??:点でーーす; 「俺??
学年最低、おめでとー;さよなら;」
と明るく答える中津。
打ち上げライブのリハーサルが行われることになり、 寮ごとに演奏を披露し始める。
第一寮生は『まつり』を披露。
するとそこへ、北浜がやってきた。
「お前らなにやってんだ;,
なんだその格好は。」
「北浜先生、今日は定期テストの打ち上げでして。」と猿渡。 「打ち上げ;,
テストもろくに出来なかったやつらが。」 「あいや??」
「何なら、彼らの点数を読み上げてもいいんですよ。」 「???それだけはご勘弁を;」と天王寺。 「だったら即刻中止だ;」
「仕方あるまい??。」
「どうして辞めなきゃいけないんですか。」と難波。 「君は確か、難波单君。」
「あーら。名前覚えていただいて、光栄です;」 「私のブラックリストに載ってるからな。」 「言っとくけど、俺たちはあんたの奴隷じゃねー。
やりたいようにやるんで。」
「どうしてもやりたいなら、留年覚悟でやるんだな。」 「撤収ー;
お前ら、もたもたすんな。撤収だー;
北浜先生のおっしゃる通りにしろよー;」
中津と北浜がにらみ合うのを、瑞稀は心配そうに見つめ???。
すると舞台の上に、事態を白アイ第三寮生が現れた。 『森のくまさん』を歌い踊りだす。
空気を察し、
「スタコラサッサのさ,?」と退場。
その頃、校医の梅田が保健室にいると、原秋葉,紺野まひる,が やってきた。
「ねー;打ち上げ延期って、ほんと;,」 「ああ、あるセンコウのおかげでな。
って何でお前がいるんだよ;」
「なんで、私がいるんでしょう;」
「佐野の専属キャメラマンになれたんじゃないのか;,」 「なれたよ。」
「じゃあ何で、」
「ライフワークとして撮りたいだけ。この学園の生徒たちを。」
「何だと;,」
「彼らの写真集を作る;
それも、私の成長の記録に出来れば、
私もっと自信がつくし、励みになるし;
あなたがそう仕向けたんじゃない?
ってことだから、よろしくね?」
秋葉、梅田の頬にキス;
卒倒しかけて復活する梅田。
「そうそう毎回やられねーぞ;」
」 「素敵?
休み時間、ギターを弾く生徒たちの姿を見た北浜の表情が変わる。
あの日の出来事。
ステージの上の生徒が腹を刺されたのだ。 慌てて生徒からギターを奪い取り、窓から放り投げる北浜。
「ギターなんかやってる暇があったら勉強しろ;;
お前らは、私に従っていればいいんだ;」 物凄い形相で生徒たちを一喝する。
学校の庭で一人考え込む中津に、佐野が声をかける。 「ったく。
何ガラにもなく一人背負い込んでんだよ。」 「???なんの話だよ。」
「とぼけんなよ。
???こういう時の??ダチじゃねーのかよ。」 「???」
「北浜と、何があった,」
あの日???生徒指導室。
「中津、いい加減意地を張るのはやめろ。
その反省文に一筆書け。
私がやりましたってな。」
「???俺はやってない;」
「お前、試合に出たくないのか,」
「え;,」
「このままだとお前は、停学処分になって、
サッカー部は責任を取って、来週の大会を出場辞退せざる
をえなくなる。」
「そんな??」
「嫌だろ,だったら素直に認めろ。
そうすれば、試合には出してやる。」
「???」
「あの野郎;」と佐野。
「あいつは、最初から俺のことなんか信じてなかったんだ。」
「許せねー。」瑞稀がやって来た。
「瑞稀??」
「俺、校長に掛け合ってみる;」
「??いいんだ。」
「え,」
「反省文に、一筆書けば済む問題だ。」
「何言ってんだよ;」
「俺がサインすれば、サッカー部は地区予選に出られる。
安いもんだろ。」
「お前、それでいいのかよ。」
「言ったろ。俺の夢はワールドカップ;
そのためなら、いくらでも歯を食いしばるよ。」 「中津??」
「それに??お前らが信じてくれてる。」 「???」
難波、オスカーが、一人こっそり歌の練習をする天王寺を見つめる。
「こんな所で練習して??」
「よっぽど寮生に見られたくないんでしょうね。」 「前は聞けたもんじゃなかったけど??」 「私ほど天才ではないが、努力したんでしょう;」 「お前たちも輪唱、上手くいくようになったんだって,」 「何を言ってるんです;,
私達ははじめからパーフェクトです;」照れるオスカー。 「これで中止になったら、報われねーよな??。」
その日の朝、寮を出た難波は愕然とする。 出待ちの女の子が一人もいなかったのだ。
秋葉のスナップ写真販売所も撤去されてしまう。
「出待ち禁止ってどういうことですか;,」 ひばり+ひばり,が北浜に抗議する。
「以前から出待ちは、騒音やゴミの不始末など、
苦情が相次いでいた。
それについてはどう対処する;」
「それは??」
「それについては、きちんとこちらで考えます;
私たちは、桜咲学園の皆様に、快適なスクールライフを
送っていただくことが使命なんです;」とひばり。 「快適なスクールライフとは、彼らが学業に専念できる、
環境を作ってあげることなんじゃないのか,」
」 「???
「君たちが言っているのはただの詭弁だ。
彼らのことを本当に思っているのなら、何もしないでくれ。」
「気にしなくていいよー。」難波と関目がやって来た。 「難波様??」
「またすぐに元通りになるから。」
「その髪、尐し短くしてきなさい。」と北浜。 「人の外見で中身を判断するなんて、
ずいぶん幼稚な発想をお持ちなんですね。アハハ。」 「何;,」
「先生、モテなかったでしょう。
こんな横暴??いつまでも、許されると思わないで下さいね。」
」 「???
北浜の脳裏に浮かぶ映像。
「アニキは間違ってるよ。」
高校生の尐年はそう言い、ギターを抱えて家を飛び出した。
指導室。
反省文にサインしようとする中津。
「ようやくサインする気になったか。」と北浜。 「???」
そこへ、瑞稀が飛び込んでくる。
「中津やめろ;こんなの間違ってるよ;
先生がしていることは指導じゃない;
教師っていう権力を振りかざして生徒を苛めているだけだろ;」 「ずいぶん威勢がいいな。」
「瑞稀、もういいから。」
「よくねーよ;;
人の弱みに付け込むなんて、教師のすることじゃねーだろ;;」 「???お前脱げ。」
「はぁ;,」
「お前みたいな力の弱そうな不良はな、
ナイフを隠し持っていてもおかしくないからな。」 「何言ってんだよ;」
「その顔を見ると、あながち見当ハズレでもなさそうだな。」
「そうじゃなくて??」
「早くしろ;」
「???」
「早く脱げ;」
「離せよ;やめろって;」
「早く脱げ;」
「ナイフなんか持ってねーよ;;」 中津、北浜を瑞稀から引き離し、掴みかかる。 「ふざけんじゃねーよっ;;」
「教師に暴力行為。
停学決定だな。」
「???」
教室に難波がやって来た。
「よっ。
北浜のことで、ちょっとな。」 「何で先輩が、北浜を,」
「それがよ、三年にも北浜に目を付けられたヤツが何人かいてよ。
ま、中津を見せしめにして、そいつらを、締め上げるつもり
らしいんだ。」
「何でそんなことを??」
そこへ、関目が飛び込んできた。 「みんな;;中津が停学だって;;」 「???」
ベンチで涙する瑞稀。
そこへ佐野がやって来た。
「佐野??」
「???」佐野が瑞稀の隣りに座る。 「実は??俺のせいで、中津が??」 「関目から聞いた。
お前が言ってなかったら、俺が北浜んとこへ行ってた。
お前のせいじゃねーって。
だから??そんな顔すんなよ。
お前が笑ってなきゃ、中津がもっと辛くなる。」 「???そうだよな。
ありがとう。」
佐野は瑞稀を見つめ、そして肩を抱き寄せる。 「気にすんな。」
「???おぉ。」
瑞稀の頭に優しく手を置く佐野。
保健室。
「北浜について、何か知りませんか,」佐野が梅田に聞く。
「知ってるよ。いい男だってことだけはな。」 そこへ秋葉が飛び込んでくる。
「北浜昇って;北浜昇ってこと;,」
「ああ;
お前のお陰で俺のホッペは、こぶ取り爺さんだったんだぞ;;」
「知ってるんですか;,」と佐野。
「もちろん;だって同級生だもん。」
「え;,」
佐野の部屋。
「停学か??。
サッカー部のやつらに悪いことしたな??。」 そこへ、萱島がやって来た。
「芦屋が、北浜に中津の停学取り消してもらうって;」 「え;,」
「生徒指導室で、北浜に頼み込むつもりだって;」 ???
慌てて部屋を飛び出す中津。
生徒指導室。
「お願いします;中津の停学を取り下げて下さい;」 瑞稀が北浜に頭を下げる。
「無理な相談だな。」
「中津は、本気でサッカーやってるんです;
今度の大会も絶対に全国行くんだって言って、
必死に練習して;」
「だったら、お前が停学になるか,」
「???」
そこへ中津がやって来た。
「瑞稀、やめろ;」
「???」
中央、関目、萱島、野江らが横に一列に並び突き進む。 「サッカーまで引き合いに出しやがってもう許せねー;;」 「みんなで北浜んとこ乗り込もうぜ;;」
「おせーんだよ。」
その声に振り向くと???
「お前たちだけに、いい格好させるわけにはいかねー。」 第一寮生たちが揃っていた。
「ちょっと待てよ。
俺たちも連れていけよ。」
第三寮生たちもいた。
突き進む生徒たちの前に立ちはだかる、三人の男。 「生き急いでんじゃねーぞ;」
白い学ランに身を包んだ、難波、天王寺、オスカー。 花桜会、結成;;
「花桜会??って何ですか,」と中央。
「生徒代表として、先生と互角に渡り合える権限を持つ、
うちの生徒会だよ。」と萱島。
「俺たちが、話をつける;」と難波。
生徒指導室。
「俺が、俺が停学になっても構いません;」と瑞稀。 「バカ言うな;」と中津。
そこへ、桜咲会の三人がやって来た。
「何事ですか;,
桜咲会??結成したんですね;;」と猿渡。 ??
「中津の停学を取り消して下さい。」と難波。 「ダメだ。」
天王寺が分厚い書類をテーブルにボンと置く。 「桜咲学園全生徒は、本日を持って、退学します。」 「何ですって;,」驚く猿渡。
「これは、生徒全員の退学届けです。」と天王寺。 「それがどうした,」
「私達は本気です。」とオスカー。
「寮長???」と中津。
「???私は間違っていない;
私達が管理してやらないと、お前らはすぐにわき道に反れるだろう;
くだらない事に憧れて失望して、
のたれ死ぬのが落ちじゃねーか;」
北浜が難波の胸倉を掴みそう言う。
そこへ佐野が駆け込んできた。
難波の胸倉を掴む北浜の腕をほどくと、
「俺たちは、あんたの弟じゃない。」と言う。 「???」
「先生。本当に、中津秀一は暴力を振るったんですか,」と猿渡。
「???」
黙って部屋を出ていこうとした北浜は、部屋の前に集まった 全生徒の姿に驚く。
みんなの真剣な眼差し。
「アニキは間違ってる。」弟の言葉。
「こんなの間違ってるよ;
先生がしていることは指導じゃない;
教師っていう権力を振りかざして生徒苛めてるだけだろ;
人の弱みに付け込むなんて、教師のすることじゃねーだろ;」 瑞稀の言葉。
私の思い過ごしだったのかもしれません。 「???
カンニングの件も??彼の主張を認めます。」 北浜はそう言い、その場を去った。
「これで一件落着ってわけですか;」喜ぶ生徒たち。
「やったな;中津??」と瑞稀。
「俺??サッカーの大会??」
「出られるんだよ;;カンニングもしてねーんだよ;;」 「そっか??良かった??
ほんと良かったーーーっ;;」
中津を取り囲む生徒たち。
佐野も嬉しそうに微笑んだ。
中庭。
「なあ、北浜の弟って,」瑞稀が佐野に聞く。
「北浜の弟は、高校ん時にナイフで刺されて亡くなったんだ。」 「??どうして,」
「不良のケンカに巻き込まれたんだ。」北浜が二人に言う。 「北浜先生??」
「誰から聞いた,」
「あなたの、同級生から。」と佐野。
「???年の離れた弟は、甘やかされて育ったせいか、
私の言うことなどまるで聞かない不良になった。
その勢いでバンドを始めて、私の反対などお構いなしに、
毎晩ライブハウスに通い詰めて???
私が教職についた頃、ライブハウスで起きた揉め事に
巻き込まれて???
命を落としたんだ。」
「???」
「君の言う通りかもしれない。
いつしか私は、生徒に弟の影を、重ねていたのかもしれない。
???教師失格だな。」
「???」
「中津に悪かったと、伝えておいてくれ。」
北浜が去っていく。
「あいつ??本当はそんなに悪いヤツじゃないのかもね。」と瑞稀。 「ああ。」
「まあ、でもほんっと良かったなー。
これで、中津も前みたいに笑ってくれるよなー。」 「多分な。」
「あ、そうだ。今のこと中津に教えてくるわ。」 立ち去ろうとする瑞稀の腕を佐野が掴む。 「もう尐し???いろ。」
おぉ。」 「???
ベンチに並んで座る二人。
足を閉じ、乙女の表情で佐野を見つめる瑞稀。 佐野が瑞稀を見ると、サっと視線をそらす。 意識しあう二人。
「??俺、練習行くわ。」
佐野が歩き出し、そして振り返る。
「ライブ??頑張れよ。瑞稀。」
「おぉ??
え;,
今??なんて言った;,
??瑞稀。 頑張れよ
瑞稀;,
瑞稀って言った;,」
桜咲学園を去る北浜を、梅田が待っていた。 「ちょっといいですか,」
「???」
桜咲学園定期テスト打ち上げライブ会場。 第二寮の生徒たちがステージに上がる。 梅田が、北浜を連れてやって来た。
その姿に気づいた中津はマイクを手に語りだす。 「俺たちは、何も考えないでわき道に反れたり、
くだらないことに憧れているわけじゃない。
それなりに、ちゃんと意味があって、
そこに行き着いたってことを、わかって欲しいです。
それが俺たちの??青春、みたいな。
なんちゃって;
あーもう今日は、盛り上がっていくんで、よろしくー;」
会場の佐野も笑顔でステージを見つめる。
中央のドラム、中津、関目のボーカル、難波のギター、 瑞稀のキーボード、野江,,,のギターで、 『イケナイ太陽』を演奏する。
「佐野;佐野;」
ステージの上から中津が呼ぶと、佐野の周りの生徒たちが
佐野をステージに押し上げる。
ひばり様、大絶叫;
「これこれ、やっぱいい顔してるわ。」
秋葉も嬉しそうに写真を撮る。
「間違っていた。
もっと早く、あの笑顔が、かけがえの無いものだと、
気付けばよかった。」と北浜。
「まだ遅くないんじゃないんですか,」と梅田。 「え;,」
梅田、北浜のお尻を掴む;
穏やかにステージを見守る北浜。
楽しそうに演奏を続けるメンバー。
朝、練習に向かう佐野を、神楽坂 真言,城田 優,が待っていた。
「調子はどうよ,」
「???」
「どうせ標準記録は飛べても、自己ベストには達してないんだろ,」
「???」
「だったらうちの強化合宿に参加しないか,」 「え,」
「全国から有力選手が集まってくる。
お前の弟も来るぞ。」
「???」
中津が瑞稀の部屋に、シャンプーを借りに来た。 その時瑞稀はシャワー中。
「瑞稀だって,;」
佐野に名前を呼ばれたことに感激している瑞稀は、 中津が来たことに気付かない。
いつものように、定規で鍵を外し、シャワールームの戸を開けた
中津。
そこには、女の子の姿が;;
掴んだシャワーを戻し、そっとシャワールームを出ていく中津。
「???瑞稀が???女;,」