ステップ1 第一課 学生の発表 (約30分) 第21課 漢字 会話1 小 林:スミスさん、アルバイトはうまくいっていますか。 スミス:ええ、おかげさまでずいぶん慣れました。みんな親切だし、職場の雰囲気も明るいし。 小 林:それはよかったですね。 スミス:でも省略された日本語はやはり難しくて、戸惑ってしまいますね。 小 林:どんなことがあったのですか。 スミス:昨日、居酒屋であるお客さんに「中生ください」と言われましたが、また、ほかのお客さんから「生中ちょうだい」と言われました。 小 林:どちらも中ジョッキの生ビールのことでしょう。 スミス:ええ、でもその時は分からなくて、困ってしまいましたよ。 小 林:日本語の表現は確かにこういうところがややこしいですね。 スミス:でも一番慣れないのはなんといっても漢字ですね。商店街へ買い物に行く時なんかはいつも迷っちゃいます。 小 林:なるほど、スーパーなどではカタカナの言葉が多くて読みやすいですけど、商店街の老舗の商店の看板はほとんど漢字で書いてありますね。 問1:a 問2:b A スミスさんは日本語はほとんど不自由しません。 B 「生中」と「中生」はまったく同じ意味です。 C スミスさんはお客さんの注文を間違えて店長に怒られました。 D 商店街の老舗の看板は漢字で書いてあるから、スミスさんはそこへ行きません。 会話2 玲子:洋子ちゃん、何読んでるの? 洋子:小説。 玲子:ええ、小説家。わたし、小説は苦手なんだ。 洋子:なんで? 玲子:だって、漢字が多すぎて、頭痛くなるよ。 洋子:そうなの?でも、わたしは平気。 玲子:洋子ちゃんはいいね。成績いいし、スポーツ万能だし。ああ、羨ましいな。 洋子:そんな、わたしはただ小説を読むのが好きで… 玲子:わたしも洋子さんのようになりたい。でも、小説ね、無理無理。 洋子:大丈夫よ。小説はね、漢字が多いけど、慣れたら結構楽しいよ。ね、玲子ちゃん、どんなストーリーが好き? 玲子:うん、やっぱりラブストーリーかな。王子様とお姫様のラブラブとか。洋子さんは? 洋子:わたしはちょっと。やっぱりSF系、推理系と歴史系かな。 問1:b 問2:a A 洋子さんは小説を読むのが好きです。 B 洋子さんはラブストーリーが好きです。 C 洋子さんは成績はいいですが、スポーツは苦手です。 D 玲子さんは洋子さんのように小説が好きになりたいと思っています。 会話3 悟史:ね、里子、またか? 里子:ええ、何々?し、しまった。(逃げ) 悟史:待て 里子:は~い。 悟史:里子、またこの点数か? 里子:だって、試験は難しいもん。 悟史:いつも難しいわけないじゃないだろう。そして、難しいとはいえ、この点数はちょっと低すぎじゃない? 里子:でも、でもほかの科目は… 悟史:そのほうが変じゃない?一体なんだこの成績?理科優秀、
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優秀、美術優秀、音楽優秀、何で国語だけがそんなに苦手なの? 里子:だから、国語は難しいの。特に漢字。あたし全然覚えられないんだから。 悟史:漢字は難しいのか?里子、お前、それでも日本人か? 里子:うん、今は日本人だけどね。 悟史:どういう意味? 里子:だって、あたし、いずれ留学するから、その時は日本人じゃないかもね。じゃね… 悟史:おい、待て 問1:c 問2:b A 里子さんは全ての科目の成績が悪いです。 B 里子さんは漢字が苦手で、国語の成績が悪いです。 C 里子さんは日本人ではありません。 D 里子さんは外国へ留学に行きたがりません。 文章 漢字はもともと古代中国で生まれた文字で、5世紀ごろ日本に伝わりました。それまでは日本には文字がなかったため、記憶や口伝えによって情報が伝達されていました。日本人は漢字を真名といい、これに対して仮の字という意味で仮名と呼ばれる文字を作り出しました。奈良時代に、漢字の意味を無視し、単なる表音文字として日本語を表す方法が試みられました。「万葉集」がこの文字で書かれていることから、万葉仮名と呼ばれます。平安時代に男子の世界では漢文学が盛んで、学問と言えば、漢文を学んで文章を書くことでありました。女性は草書体の文字をさらに簡略化して和歌や手紙を書きました。こうして女性用の文字として平仮名が誕生しました。そのため、平仮名は「女手」とも呼ばれています。一方、漢字は字画が多いので、字と字や行と行の間の狭いところに書き加えたり、速く書こうとしたりする場合には不便であります。そこで、平安時代の初期に、漢字の読み方や注釈などを書き加えるための文字として片仮名が考え出されたのです。片仮名の片は不完全とか一部分という意味で、漢字の字形の一部を記号的に取り出したものです。現代では、片仮名は主に外国の国名、地名、人名、外来語や動物名、植物名や擬声語、擬態語や電報文などに使われます。 漢字の数については、日本で編集された最大の漢和辞典には約5万字が収められています。一日5字ずつ覚えていっても、27年もかかることになります。1971年に当用漢字表が制定され、日常使用する漢字の使用範囲は1945字に制限されました。これは漢字使用の目安の示すものです。 聞く前に 2 b 聞いてみよう 問1:c 問2: A 万葉仮名は表音文字です。○ B 平仮名は最初女性用の文字です。○ C 片仮名は最初男性用の文字です。× D 片仮名は擬声語、擬態語や電報文などに使われていません。× 書いてみよう 問1 1漢字 2漢字の意味を無視し、単なる表音文字、 3女性は草書体の文字をさらに簡略化した文字 4漢字の読み方や注釈などを書き加えるための文字 問2: (1)日本人は漢字を真名といい、これに対して仮の字という意味で仮名と呼ばれます。 (2)片仮名は主に外国の国名、地名、人名、外来語や動物名、植物名や擬声語、擬態語や電報文などに使われます。 (3)不完全とか一部分という意味 (4)1945字です。